東京の平野部にも8cmの積雪があった日から数日たち町の雪は消え、少し暖かさえ感じる陽気になった2024年の2月上旬の大潮。

良い潮回り出し久々にシーバスでもと思いたち、ホームグラウンドである荒川は江北方面へと足を延ばしてきました。

さてさて現地に着いたのは下げが始まったばかりの時間帯。
日も落ちて、これからが時合という絶好の流れの中に有っても釣り人は自分一人しかいない貸し切り状態。
まぁ、寒いし休日の人も多い日でしたがこんな日にわざわざここに来る好き者もいないわな~
そんなことも考えつつ、バチ抜けの可能性もある潮周りだったので一応水面をお確認してみるもバチの姿は無し。
流れがだんだんと聞いてくるのを横目にいそいそと準備を進めいざ釣り始めると、水面に波紋を円状に作り逃げ惑うイナッコたちを確認!
「…っえ?めっちゃイナッコ追いかけてるじゃん…」
2月の厳寒期シーバスといえば、バチ以外ではハゼや手長エビなどのボトム付近をウロチョロしてるエサをあまり動かずに捕食しているシーバスが多い時期。
それに合わせてワームやらロリベやらをボトムすれすれ流してスローに釣っていくかなり難しい時期なのに、そのセオリーを完全無視の元気いっぱいシーバスさんたちが居るではないか!
今日は楽しい日になりそうだ!

流れが走り始めるにつれてまるで秋のようにボイルが散発的に起きる真冬の荒川で、上ずっているのであればと
などルアーをローテーションしていくが、思いのほか反応がない…。
元気にイナッコを追い回しているとはいえ厳寒期、そこまで上のレンジではさすがに厳しい模様
「もうちょいレンジが下なのかも…」
という思いで、手持ちのシャロ―ランナーの中ではややレンジが入りやすく大好きなルアーの一つであるハイドシャローに変更するとすぐに答えが
UP目にキャストし、ゆっくりと流していきUターンをしている正にその途中で「モソッ」というような違和感アタリで食ってきたのがこの子。

60あるなしのスレンダー個体。
厳しい時でも、つらい時でもシーバスを連れてきてくれる頼もしいシャロ―ランナーハイドシャローさんがやってくれました。

この時期らしいやせた魚でしたが、新調ロッドエクスセンスZOOMの記念すべき1本目。
素早く写真撮影しリリース。
その後もボイルは散発的に有るものの、1~2発ぼこッと出ては数十分静寂の川といった様子で、元気にベイトを追って食っている個体はかなり少ない模様。
まぁ、言ってもそこは厳寒期。
とはいえいるのがわかっているのであれば釣りたい欲求が抑えられないのが釣り人。
防寒着を忘れて凍えそうになる体をさすりながら
などなど、上から下まで丁寧にサーチするもどれにも反応してくれないまま時間が過ぎ流石に体が冷え切ってきたので最後の最後にマルジンのノーテンを人流ししてみると、もう少しで回収という至近距離までルアーが来たところで
ゴンッ!!!
という気持ちいい手ごたえとともに心地よい重量感!
ドラグを出されながら慎重に寄せてくると現れたのがこの子。

厳寒期らしからぬしっかりエサ喰えてる75cm程度の良いサイズ鈴木氏。
令和版シーバスのエサ「マルジンノーテン」やってくれました。

2時間程度の釣行でこのサイズたちが2本とれたら大満足という事でそのまま納竿。
帰宅後、SNSで皆さんの釣果を確認するとほかの方々もよい釣りができていたようで良い日に釣りに行けたようです。
今年の冬はシーバス案外活性高いかもしれませんね。
ではまたの釣行でお会いしましょう。