ゴールデンウィーク真っただ中の5月初旬。
無性に刺身を食べたくなり久々冷凍庫の中にしまいっぱなしになっていたオキアミブロックを解凍しつつ三浦半島に車を走らせ地磯へ。
時間的には15~20時程度までの半夜釣行の予定だが、いかんせん時はGW(ゴールデンウィーク)の真っただ中。
人気の城ヶ島などは釣り場難民になることは必至の状況だったのでこの時期の不人気釣り場に
「まぁ、ゆうてなんか釣れるだろう!」
くらいの軽い気持ち裂離座に到着。
だがこの判断が最悪の結果をもたらすことに…。
さて、釣り座に到着したのが14:40程度。
潮は上げ切ってこれから下げに入るというタイミングで、仕掛けをセットしつつオキアミを溶かし最初は撒き餌なしでスタート。
因みに、仕掛けはウキ下ヒトヒロでウキはBの円錐。
ハリスはシーガーグランドマックスの1.5号。
とにかく向かい風がひどくて釣りになるか心配になりながら一投目を投入
「撒き餌も無いし魚はまだ酔ってないかな~」
などと考えていたが一投目でその考えが吹き飛ぶ。
着水した付けエサとウキに群がるクサフグの絨毯。
これはやばい!
尋常じゃない数のクサフグが撒き餌もしてないのに群がりすぎでここでやり続けてもハリスをぼろぼろにされ続ける未来しか見えない。
という事で、オキアミの解とも出来ていないうちから即移動。
クサフグじゅうたんからそそくさと逃げ出し次の釣り座に汗だくになりながら到着。
5月ともなると「夏ですっけ?」というくらい熱い。
とりあえずオキアミだけを付けつつ試し釣りをしてみるもののここの釣り座はクサフグ自体はいるが絨毯は形成去らず何とかなりそうな雰囲気。
海藻が邪魔だが魚はいそうなのでここで釣りぬくことを決め撒き餌を作る。
釣りを始めると、驚いたことに全くエサがとられない…。
水温は18度程度あるはずなのでもっと活性が高くてもよさそうなものだが全然エサがとられない…。
表層にはクサフグがちらほら見えるがその他の魚が見えないので、ヒトヒロだったウキ下をヒトヒロ半・2ヒロと下げていくと2ヒロにしたところでエサがかじられ始める。
どうやらずいぶん下の方で食ってきているらしい。
この時点で時間は17時を少し過ぎたあたり。
そろそろ1尾ほしいところなどと考えていたら、ウキがシモル…。
しっかり食っているのか伺いながら聞き合わせをしてみると
グンッ!
心地よい引きとともに走り出す魚!
独特の引きで魚はアイゴだとすぐわかった
30無いくらいのアイゴ。
こいつも未利用魚で毒針あるため毛嫌いする人も多いが干物などにすると結構うまい魚。
んがこの日は毒のとげを除去するためのキッチンバサミを持ってきていなかったのでリリース。
この調子で夜になれば一発デカいのが釣れると思っていたが、その後は天気予報が完全に外れ突然の爆風に悩まされ何とか夜まで続けるものの何もなく終了。
磯釣りに行けば魚は簡単に釣れると思っている人もいるかもしれないがこれが現実だ。
場所をミスり、いい加減な気持ちで挑むと何も収穫がなく終わるという典型例を体験し帰路に就いた。
次はしっかり刺身を釣りたい。